ポイント① 日時・会場は「真っ先に」確認する
チラシ校正で最優先なのは、圧倒的にここです。他が完璧でも、ここを間違っていたらチラシとしての意味がありません。
- 日付・曜日
- 開演時刻
- 会場名
特に注意したいのは、曜日と日付のズレや、昼公演・夜公演の思い込み、会場名の略称・旧称です。まずはデザインや文章を見ずに、ここだけを機械的に確認することをおすすめします。
ポイント② 「大きく載っている文字ほど」疑う
タイトル、メインコピー、出演者名など、大きく目立つ文字ほど「合っている前提」で見てしまいがちです。
しかし、実際には一文字抜けている、表記が古い、微妙に違う漢字を使っているといったミスが起きやすいのもこの部分です。「目立っているから安心」ということはありません。
ポイント③ 情報の「抜け」を探す
チラシは最低限の情報しか載せない分、一つの「抜け」が致命的になります。正しいかどうか以前に、「足りているか」を確認する視点が必要です。
- 料金は書いてあるが、当日券の有無がない
- 予約方法はあるが、締切がない
- 問い合わせ先はあるが、主催名がない
ポイント④ 小さな文字ほど丁寧に見る
注意書き、主催・後援・協賛の名称、URL、メールアドレスなどは、チラシで最もミスが出やすい部分です。
アルファベット一文字の違い、ドットやハイフンの抜け、全角・半角の混在など、気づきにくく、かつ影響が大きいミスが潜んでいます。後回しにせず、一番集中力があるうちにチェックしましょう。
ポイント⑤ 「読む」のではなく「見る」
文章として読むよりも、「視線の流れ」「情報のまとまり」を意識して、一目で分かるかを確認します。
- 日時と会場が離れすぎていないか
- 料金がすぐに見つかるか
- 初めて見る人でも迷わないか
これは誤字脱字のチェックとは別の、チラシ特有の校正ポイントです。
ポイント⑥ 配布される状況を想像する
最後におすすめなのが、実際の「使われ方」を想像することです。
- 掲示板に貼られる
- 他のチラシに埋もれる
- 白黒コピーされる
この状況で「大事な情報が読めるか」「色に頼りすぎていないか」「小さくなっても伝わるか」という視点で見ると、別の違和感が見えてくるはずです。
プログラム校正との違い
プログラムの校正が「正確さ・丁寧さ」だとしたら、チラシの校正は「一瞬で伝わるか」です。この目的の違いを意識するだけで、校正の精度と実用性は大きく変わります。
まとめ
チラシの校正では、「日時・会場を最優先」「目立つ文字ほど疑う」「抜けと使われ方を見る」のが基本です。
「きれいにできているか」よりも「ちゃんと伝わるか」。その視点を持つだけで、チラシの完成度は一段上がります。